少年による殺人未遂事件において,家裁不送致で終結|少年事件 弁護士サイト

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少年による殺人未遂事件において,家裁不送致で終結

事件の概要

 高校生の少年が,当時同棲していた交際相手の連れ子の首を絞めたとして殺人未遂事件として捜査を受けていた。6か月以上にも捜査を受けており,事件の重大さに心配した両親が当事務所へ来所相談し受任した。

弁護方針

 少年は一貫して否認していて,どこかのタイミングも逮捕される可能性もあったため,直接,警察署へ赴き,引き続き在宅捜査としてもらうように要請した。少年が否認していたため,弁護人が付くまでは長期間にわたり,10回以上の取調べが朝から晩まで続けられていたが,弁護人が付いてからは2回の取調べで捜査が終了し,検察官へ事件送致がなされた。
 その後,検察官に対し,少年の嫌疑がないことを主張した。
 少年の素行はそれほど良くはなく,深夜徘徊や無断外泊,不良な交友関係,怠学などが見受けられ,両親からの指導にも従っていなかったため,少年の生活態度を指導するため,定期的に事務所で面談を実施し,生活環境を改善するよう指導して学業やアルバイトに専念してもらった。

結果

 嫌疑不十分で,家庭裁判所へ事件送致されることなく(成人事件における不起訴処分に相当),早期に終結。


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